旧ソ連・東欧諸国の観光情報
中央アジア、ウクライナ、ベラルーシ、モルドバ、バルト三国、コーカサス三国、ポーランド、など、JATMが厳選した観光スポット、見どころをご紹介します。各エリアのご旅行をご検討される際にはぜひこちらをご参考にご覧ください。
ウクライナ・ベラルーシ・モルドバ
豊かな自然と深い歴史と見所が多いウクライナ。スラブ人の初めて公国が置かれたのは現在のウクライナの首都キエフで、ロシア正教の礎が築かれたのもこの地です。ロシア料理はウクライナ発祥が多く、料理の美味しさはロシア人のお墨つき!古代には、スキタイ騎馬民族が平原から黒海まで行き交い高度な金製品の文化をもたらしました。一方、森の民であるスラブの文化や自然崇拝の伝統も色濃く残しているのもウクライナやベラルーシの地域です。ベラルーシは原発関連の視察も多く手がけていますが、短期間のビザ免除も今年から進み、観光需要が期待されます。ワインの名産地モルドバは小国ながらユニークな旅ができる場所。この知られざる国々の魅力は尽きません。
観光
ポーランド
楽聖ショパン、物理・科学と二度のノーベル賞を受賞したキュリー婦人、地動説を提唱したコペルニクス。皆ポーランド生まれということをご存知でしたか?彼らのゆかりの地を巡るコースや、ワルシャワから古都クラコフとその近郊の岩塩坑やアウシュビッツといった主要コースの他、関係の深い隣国との国境を越えて行くテーマある旅は、ウクライナ・ベラルーシの実績が豊富なJATMだからこそアレンジできるルートです。また、SNSで話題のザリピエ村や、小ローマと讃えられるサンドミエシュなどポーランドのフォークロア風情あふれる女子旅コースもお勧め♪他にも、ヨーロッパ屈指の山岳リゾート、ザコパネからのタトラ山脈ハイキングや、子供達の教育旅行、冬ならではの旅まで当社にお任せ下さい。
観光スポット
バルト三国
フィンランドの南、バルト海の東岸に並ぶエストニア、ラトビア、リトアニアからなるバルト三国。おとぎ話に出てくるような中世の街並みが残こり、ソ連から独立し現在は欧州連合・NATO加盟国でユーロが使えることが共通点。お洒落なカフェや店が並び、町歩きがとても楽しい街々です。とはいえ、歴史的背景や宗派、文化も多様なので興味深い発見がつきません。その違いを知らずに行って帰ってしまうと、どこがどの国だっけ?となりがちな三国。それぞれの違いと魅力を、キーワードと観光名所を用いて紹介します。
観光スポット
リトアニア
首都ビリニュス
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キーワード 15世紀に欧州最大にまで拡大したリトアニア大公国
三国の首都で唯一海に面せずとも、唯一大公国を築いたリトアニアの古都ビリニュス。リトアニア人のアイデンティティーは大公国に帰し、ビリニュス各所にその栄光が見られます。例えば、大公国の絶頂期に建てられた「聖ペテロ・パウロ教会」。その内部は世界最多の約2000もの漆喰彫刻で埋め尽くされ当時の繁栄が伺えます。また、ラトビアのリガとは対照的に北ドイツ中心のハンザ同盟(貿易の都市同盟)を受け入れず、同盟独特の建築がほぼ残っていないことも特徴。他にも、ナポレオンに「持って帰りたい」とまで言わしめた、フランボアイヤン様式の外観が最高に美しい「聖アンナ教会」など、輝かしい繁栄を内と外に秘めた町並みこそがビリニュスの面白さにも、時の王自らがカトリックを受け入れ建設した13世紀の「ビリニュス大聖堂」、約四世紀に渡り繁栄した「リトアニア大公宮殿」、戦火を逃れ現存する数少ない城門「夜明けの門」など、大公国の栄光を今に伝える旧市街をお楽しみ下さい♪ |
カウナス
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キーワード 6000人のユダヤ人を救った杉原千畝
一気に名が知れるきっかけとなった2015年の邦画「杉原千畝 SUGIHARA CHIUNE」。緑豊かなカウナスの高級住宅地の中に佇む旧日本領事館。そこでユダヤ人にシベリア鉄道経由の日本通過ビザを出した杉原千畝は、日本のシンドラーと讃えられます。三国で一番西よりに位置し、ポーランドと国境を接するリトアニアは、ユダヤ人も多かったよう。旧領事館は記念館として公開され、当時の様子が残ります。中世ドイツ騎士団からの度重なる侵攻に耐えた公国の砦カウナス城も必見です。 |
クルシュー砂州
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キーワード 世界地図を今すぐチェック!
「ヴェニスに死す」で知られる作家、トーマス・マンが“北のサハラ”と呼んだクルシュー砂州。戦後森林再生も行われ世界遺産に登録されました。世界地図でバルト海に面し不思議と細長く延びる土地を探して見て下さい。ここが98kmもラグーンが続くクルシュー砂州です。さらに砂州を南へなぞって行くと、教科書でなったことがあるはず!ロシアの飛び地カリニングラードの名があります。三国で一番西にありながら砂州の中間にロシアとの国境が敷かれる不思議な場所です。神話の宝庫、リトアニアではこの海岸で戯れていた少女の女神ネリンガがラグーンを創出したと伝えられています。 |
十字架の丘
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キーワード 民族回帰
ソ連の占領時代に亡くなった家族、友人を追悼するために人々が持ち寄った無数の十字架が悲しい歴史を語りかけます。古来、自然崇拝を重んじた人々は十字架にも草木の模様を織り交ぜリトアニアの独立と平和を願いました。三国で開催行される「夏至祭」は、古来の自然崇拝信仰の祭です。2018年は、リトアニアの独立戦争(ソ連からの一度目の独立)からちょうど100年、5年に一度開かれる「歌と踊りの祭典」は民族回帰の原点で、来年はさらに盛大に開催予定です。 |
ラトビア
首都リガ
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キーワード ハンザ同盟の活躍、支配と折衷
三国の中央に位置し、2世紀には交易の拠点と記されるバルト海に面する首都リガ。時代ごとの特徴が残るカラフルで可愛らしい「三兄弟」が代表的な建物ですが、良港とハンザ同盟(バルト海の貿易都市同盟)の交易で発展、時の権力を受け入れ支配されながら発展した都です。 ◆12世紀:キリスト教が入いる→王自ら建てたビリニュスの大聖堂とは対照的に、ローマ教皇から命じられたアルベルト司教が建てた「リガ大聖堂」はバルト三国で最大になり、世界で4番目に大きなパイプオルガンも備ます。 ◆13~15世紀には中世ドイツのハンザ同盟が活躍→中世ドイツのの面影を残す街並みで中でも「ブラック・ヘッド・ハウス」ギルド(職業組合)の鮮やかな建物で、独身男性の集いの場でした。富を拡大したこの頃までの建物が多く残るのが、リガの特徴の一つ。 ◆16世紀のリヴォニア戦争後にはポーランド・リトアニア公国の一部になり、17世紀にはスウェーデンに侵略され「スウェーデン門・兵舎」を残し、そして北方戦争後の18~19世紀にはロシア帝国の一部に編入され厳しい時代が続きました。 ◆19世紀末~20世紀初頭:偉大な彫刻家ミハエル・エイジェンシュテイン(映画『戦艦ポチョムキン』で知られるセルゲイ・エイジェンシュテインの父親)は植物や動物の装飾にラトビアの神話や民話を織り交ぜた彫刻を多く残しました。新市街の「アールヌーボー建築の数々」は、折衷を重んじたリガ独特のものです。 |
ルンダーレ宮殿
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キーワード 帝政ロシア
帝政ロシアの女王となったアンナの寵愛を受けたビロン公の夏の宮殿。18世紀に立てられた宮殿には、138もの部屋があります。サンクトペテルブルクのピョートル大帝の夏の宮殿と同じ建築家ラストレッリが設計し、バロック-ロココ様式の美しさは「北のベルサイユ宮殿」と称されます。統治されながらも自由を得て、芸術が花開いたのもこの時期です。 |
エストニア
首都タリン
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キーワード 城壁と塔
リガ同様にバルト海に面し、支配者が幾度も変わったタリン。頑丈な城壁で攻撃からも耐え、今も約1.9km(厚みは最大で3m)もの城壁が囲み、24のもの塔や石畳がここまで残る旧市街は、世界でも多くはありません。山の手にある2つの展望台は、タリンを見渡せる見逃せないポイントです!徒歩で歩くのにちょうど良い広さの中に、次々に違う印象の小径があらわれ、面白い名前のついた塔めぐりも楽しいのがタリンの特徴。エストニア人が11世紀に丘の上に建て始めたトーンペア地区には、デンマーク人が拡大した「トーンペア城」やタリン最古の「聖母マリア教会」の他、帝政ロシア時代の「国会議事堂」や「アレクサンドロフネフスキー教会」が隣接します。丘の上と下町は「長い足」「短い足」と名のついた2つの路地がつなぎます。下町には中世にギルドが入ったアーチの残る「聖カテリーナ通り」、旧市庁舎がある「ラエコヤ広場」、「三人姉妹(リガは三兄弟)」が主な見所。旧市街から車で15分ほどの場所にある、「エストニア野外博物館」も時間があれば是非行きたい場所。 |
サーレマー島・ムフ島、キフヌ島
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キーワード 原風景
1,500もの島々が浮かぶバルト湾。なかでも最大がサーレマー島で「風車の島」としても知られています。サーレマー島から細い道で繫がるムフ島は、凍ったバルト海を渡り侵入した騎士団にエストニア人が降伏した歴史もあり、白川郷のような18~19世紀の「茅葺屋根」の家並みが人気です。他にも世界無形文化遺産に指定されているキフヌ島は時間があれば、是非行きたい場所。これらの島々では150年もの歴史がある泥のエステ(スパ)も、リーズナブルと観光客に人気が上がっています。 |
ラヘマー国立公園
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キーワード 豊かな自然
首都タリンから70km北に位置する国立公園。エストニアの自然を満喫できる風光明媚なエリアです。なかでもヴィル湿原は散策にうってつけ。コテージでバーベキューや現地のサウナも体験できる場所。 |
JATMのお勧めルート
ツアーの他にも、タリンからサンクトペテルブルへ抜けるフェリーをお勧めします。船から見るタリンの旧市街は美しく、フィン・ウイグル語族が入ってきたとされる海からのルートを追体験できるので情緒も満点。また帝政ロシアの華やかな芸術をたどるのも興味深いです。一般的な観光ツアーでは飛行機やバスで通り過ぎてしまうところですが、JATMではこのようにディテールを大切にした旅作りもご提案できます。
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コーカサス三国
シルクロードの交通の要所であったコーカサス三国。旧ソ連の傘下にあり1991年に独立を果たしました。短期間で三国を一気に巡るツアーが多いため、違いや魅力を分からずに行って帰ってしまうと、この三カ国もごちゃまぜな印象になりがちです。ここでは三国の魅力と違いを観光地とキーワードを用いて紹介します。JATMでは、名所を巡る三カ国周遊はもちろん、一カ国の魅力をじっくり味わうコースや、コーカサスハイキングの他、「美酒」「シルクロード」「女子旅」「旧約聖書の世界」「聖地巡礼」などテーマに添った旅(隣国イランとの組み合わせも含め)もお勧めします。
観光スポット
アルメニア
アララト山
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キーワード 旧約聖書の世界
アララト山にノアの方舟がたどり着いた伝説は有名。現在はトルコの領土内にありますが、ウラルトゥ王国時代から後世のパグラト朝までアルメニアの中心で、キリスト教徒のアルメニア人の心のよりどころです。天気が良ければ、首都エレバン市内からもアララト山のパノラマをご覧いただけます。アララトにほど近い、「ホルヴィラップ修道院」は、アルメニアの観光に欠かせません。 |
世界遺産を含む修道院の数々
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キーワード 世界初のキリスト教受容国
301年、世界に先駆けて王がキリスト教の洗礼を受けキリスト教を国教としたアルメニア、夢に出たお告げの地に「エチミアジン大聖堂」を建てました。世界最古の教会の一つで、世界中に暮らすアルメニア系移民も巡礼に訪れる、アルメニア正教の総本山です。グルジアから抜けていくコースでは、ロリ地方の世界遺産「ハフパット修道院」、「サナヒン修道院」をご覧頂きます。欧州のロマネスク様式(11-12世紀)よりも400年以上前より、外郭に十字架の形を持たせ、その十字の翼に高いドーム屋根を持たせた様式が見られ、アルメニアの建築様式はロマネスクの先駆けとも言われていてます。エチミアジン近郊にある7世紀前半の「聖フリプシメ聖堂」はその原型でもあり、7世紀中期には「ズヴァルトノッツの大聖堂」では完全に円形の四方を用いました。岩山を刳り貫いて作られた「ゲガルド修道院」は最高傑作と言われています。欧州に行かれた方には、この建築技術の高さも是非比べていただきたいポイントです! |
キリスト教以前の遺跡や神殿
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キーワード 石の文化、多様な世界遺産
アルメニアのストーンヘンジ、パワースポットとも言われアルメニア人なら知らない人がいない「ゾォラツ・カレール」の遺跡。約223の石柱が大地から無造作に並べられ、その歴史は紀元前約5000年と推定されます。 アルメニアは紀元前14世紀頃にはヒッタイト王国の影響をうけ、前9世紀頃には最初の統一国家ウラルトゥ王国(アルメニア王国)がヴァン湖(現在はトルコ領土内)のほとりに栄えました。そのヴァン湖から名前をとった、アルメニア最大の「セヴァン湖」周辺には、「石の十字架模様の碑-ハチュカル-」と呼ばれる独特なの碑が多くあります。ノラドゥズ村の墓地が特に有名ですが、チュカルの原型はキリスト教以前と伝えられます。交易の中継地であったアルメニアには、ギリシャ建築の「ガルニ神殿」がありますが、その神殿はすぐ裏の層雲峡ににた渓谷から採石した石を利用しています。首都エレバンの「共和国広場」は国内で取れた桜色に染まる大理石ででき、近郊から取れる黒曜石からはお土産が作られるなど、アルメニアの名所には必ず「石」が関わります! |
多様なハイキングコース
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キーワード 花と景観
アルメニアは豊富な鉱山資源があるだけでなく、自然豊かで散策に面白いコースがたくさんあります。「最高峰アラガツ山(4090m)」もベースキャンプがととのい、中級レベルで登頂が可能です。「ガルニ神殿裏の峡谷ハイキング」は2時間程度でアップダウンも少なく、「デリジャン国立公園」はソ連時代から保養地として有名で森林浴が楽しめます。セヴァン湖からは民族の家を訪れながらキャンプを張るコースや馬で行くコースはヨーロッパ人に人気があります。2013年に出来た5700mもの長さを誇るロープウェイで景色を楽しみ、近隣の花ハイキングを行うコースも近年人気です。春は杏の花から始まり、5月にはポピーが一面に、夏には一面の花畑が広がります。 |
ジョージア(旧グルジア)
ワイン大国
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キーワード 世界最古のワイン生産
8000年もの歴史を持つとされ、2013年に世界遺産に登録されたジョージアワイン。クヴェヴリという粘土製の容器で発酵させるのが伝統的な生産方法で、クレオパトラがこよなく愛したという言われがあります。名産地「カヘチ地方」ではワインセラーを持つ農家も多く、ティスティングをお楽しみいただけます。日本では希少価値から高値がついてしまいますが、現地では水のように飲まれ、グルジア文字の入ったラベルでお土産にも最適です。ブドウは400種以上と言われていますが、他の国ではほぼ無いサペラヴィ種(ベリー系ですが辛口で深みがある味)がカヘティ地区の特産。サペラヴィ種の中でも厳選されたクヴェヴリ地区で生産されるキンズマラウリ(ルビー色で甘口)や、ツィナンダリ(白の辛口)が海外でも人気の高いワインです。 |
古都巡り
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キーワード 亜細亜とも欧州とも言えない特別空間
古代王国の首都であり、キリスト教化がはじまった聖地「ムツヘタ」や、ハマム(トルコ風呂)からシナゴーク(ユダヤ教寺院)から様々な文化が交差する不思議な空間、首都「トビリシの旧市街」。亜細亜とも欧州とも言えぬ独特な町並みは、流れる空気も独特でジョージアでしか味わうことのできません。迷路のように曲がりくねった路地を思いのまま歩くのも良し、歴史と照らし合わせながら歩くのもまた良しです。トビリシのパノラマが楽しめる「ナリカラ要塞」は是非行きたいところ。 |
軍用道路と大コーカサス山脈
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キーワード 名前とは別世界
グルジアとロシアを結ぶ軍用道路は、4000-5000m級の山々が連なる大コーカサスの麓を走り抜けます。そのいかめしい名前とは裏腹に、絶景の山間にポツンと佇む教会や素朴な村々の風景は絵画のように美しく、旅人を虜にします。コントラストが美しいアナヌリは、トビリシから日帰りでも行って帰れます。グルジアで2番目に高いカズベキ山(5033m)の拠点となるグダウリにはホテルも多く、連泊すればゆっくりと大コーカサスのハイキングをお楽しみいただけます。 |
スヴァネティ地方(上スヴァネティ)
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キーワード 花畑と山岳の民
大コーカサス山脈はカスピ海から黒海まで1200km続き、ジョージアの西部にあたる高山地域はスヴァネティ地方と呼ばれます。高山に住むスヴァン人に由来し、5000m級の山々に他の地域とはまた違った景色がご覧いただけます。欧州で一番高い村である「ウシュグリ村(標高約2,200m)」の他、中心地「メスティア(標高約1500m)」など、この地方には独特の高い塔を持った家が特徴的です。勇敢な山の民は、この高い塔から敵の侵入を見張ったと言われています。欧州を震撼させた13世紀のモンゴル軍もこの地域までは届きませんでした。この地域はヨーロッパ最後の秘境と言われ、柵も無く花の上を歩いてしまうお花畑のハイキングルートが多数あります。レベルに応じて、ハイキング仲間でのご旅行もアレンジいたします。 |
アゼルバイジャン
石油・天然ガスで潤う国
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キーワード コントラストと火
イスラム教国でありながら、女性達も自由にお洒落を楽しみ、ゴージャスなディスプレーイや最先端のものが溢れる首都「バクー」。新市街の風景はまるでヨーロッパのようで、この活気の源は、カスピ海の天然資源、石油や天然ガスの恩恵によります。その為、高級ホテルも多く、そのホテル内のSPAも比較的安いのも魅力的。イスラム国でも女性が気兼ねなく旅できるも特徴です。一方、旧市街に一方足を踏み入れるとペルシャやアラブの香漂うラビリンスのような路地が続き、近代的な新市街とのコントラストが印象的。国章の中心には炎が描かれ、アゼルバイジャンにとって「火」は国のシンボルです。バクー郊外にある「永遠の火」は拝火教(ゾロアスター教)の聖地で、約3000年もの間、ともしびを絶やすことがありません。他にも天然ガスを排出している「火の山」や「石油櫓」も観光スポットです。 |
シルクロードの足音
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キーワード キャラバンサライと工芸品
コーカサス三国の中で、アゼルバイジャン人は唯一トュルク(トルコ語)系のトルコ人やトルクメニスタン人と非常に近い民族で、歴史や文化的にもトルコやペルシャと深い関係があります。シルクロードの拠点であった古都「シェキ」には、当時独立して支配していた「ハーンの宮殿」が現存し、隊商兵の宿であった「キャラバンサライ」は現在ホテルとして利用されています。他にも廃墟となり風化されたキャランバンサライの跡も多く道中見かけます。耐久性が高いアゼルバイジャン絨毯は需要も高く、市場でも目にします。最近は女性アーティストによる現代風のシルクスカーフも世界的な評価を受け、絨毯と並ぶお土産になりました。 |
旅の醍醐味、美食の数々
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キーワード カスピ海
ペルシャとトルコのてテイストが交じり合ったアゼルバイジャン料理。テーブルにたくさん並べて大勢で楽しく取り分けるのがコーカサス流です。日本でも話題になった「カスピ海ヨーグルト」ですが、地元の人々は家でもヨーグルトを作ります。このヨーグルトを使い蒸し鶏と野菜をあわせたヨーグルトサラダ(ヌラニエ)や、ヨーグルトの酵素の力でお肉を柔らかくしたケバブも絶品。黒海やカスピ海をまたぎトルコやバルカン半島、イランでも良く食されるヨーグルトスープや、ヨーグルトに水と塩を入れ泡立てた飲み物アイランなど、ヨーグルトは家庭でもレストランでも人気です。カスピ海で名高いキャビアの親、チョウザメのグリルや、胡桃をふんだんにつかったケーキ、紅茶と果物のシロップ漬といったデザートも有名です。 |