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ファベルジェ(イースターエッグ)博物館へGO!

ファベルジェ博物館

プロフィール

名前:やっシー

職業:JATM社員

プロフィール:ロシア語は同僚任せだけれどもロシアもウクライナもコーカサスも大好き! 自然が特に好きで、山や花があれば、テントであれどこへでも! ロシアの知られざる魅力を伝える為に日々働いています♪

サンクトペテルブルクといえばエルミタージュ美術館に宮殿観光!煌びやかで素晴らしいのだけれど、 たくさん見ていると有り難みが薄れてきてしまう(凡人な感覚ですみません)。。。 荘厳な芸術とは対照的なロシア人の繊細な心、緻密で巧みな世界を覗くならファベルジェ博物館がお勧め♪

https://fabergemuseum.ru/


        

これが最初のイースターエッグ

ロマノフ王朝後期、アレクサンドル三世が結婚20周年のサプライズとして、奥様マリアに送った最初のイースターエッグ。
最初はこんなにシンプルだった。卵をパカっと割ったら黄金の卵が出てきて、、、さらに中からめんどり登場!これだけでも素敵なサプライズですが、黄金の装飾宮殿で暮らす奥様マリアはこの時点では喜ばなかったとか。これでおしまいと見せかけて、、更にルビーのペンダントも中から取り出したところで、奥様は大喜び大満足されたとか!この最初の一品を見るだけも価値があります!
ファベルジェ=イースターエッグと思われがちですが、元々ファベルジェは金細工宝石商の名前です。奥様がファベルジェの作品を気に入ったことで王室御用達となり彼の工房名がイースターエッグの代名詞となっていったそうな。その腕前は確かで、紀元前のスキタイ族の腕輪を模してファベルジェに作らせたら誰もどちらが現物か分からなかったという話です(ファベルジェが作成した腕輪は写真手前。スキタイの現物腕輪はエルミタージュの黄金の間にあります)

 

奥様への想いが詰まったマスターピース

来年はより良いもの、もっとサプライズを〜!と年々奥様マリアの欲望は強くなり、、
それに答えるべく、より巧妙に輝いていったファベルジェの歴史。この博物館のマスターピース、
「すずらんのイースターエッグ」には釘付けになりました。可愛らしいピンクに奥様の好きな花「すずらん」を真珠であしらったオルゴールに、家族の写真が出てくる仕掛け。生き生きとした花の様子、自然との調和、これもロシアの心な気がします。

素敵な時を刻んだ時計

アレクサンドル三世は、奥様に尽くした皇帝としてロシア人女性に人気があるそうですが、お母様もとても大事にされたよう。お母様へ贈ったイースターエッグは数少ないそうですが、
この博物館に一部が展示されています。奥様へのプレゼントが可笑らしいテイストが多いのは対照的に落ち着いた紫色の仕掛け時計。時間になると可愛い雌鳥が出てくる!毎日が楽しそうですね。

インスタ映えする数々!

ファベルジェのエナメル細工
ファベルジェのエナメル細工
ファベルジェが凄いのは、皇室御用達である一方、一般の人々向けの装飾品も作り続けたこと。毎年デザインの異なるペンダントを送ることが当時の流行になったとか。今で言うファッションリーダーですね!イースターエッグ以外の小物も可愛すぎ、エナメル細工やタバコケースもインスタ映え間違いなし!ファベルジェにはサプライズ仕掛けがたくさんありますので、ガイド付ツアーで是非ご参加を!それと併設のお土産でここでしか買えない一品を是非探してください♪