3月のモンゴルレポート ~冬から春にかけての楽しみ~
プロフィール
名前:ヤッシー
職業:JATM社員
プロフィール:学生時代に、「だまされたと思って、モンゴルの旧正月に行ってみたら!?」 と恩師にそそのかされて、行ってしまったことがきっかけで、モンゴルにドはまり。 大自然、特に山と砂漠が大好き人間。モンゴルで特に好きな料理はホーショール(焼き餃子)
モンゴルの冬~春は、見どころが少ないと思われがちです。確かに夏のような緑の草原やお花畑はありませんが、この時期ならではの魅力がたくさんあります!
久々に3月にモンゴルへ行ってきましたが、この時期ならでは!おすすめをご紹介します♪
3月のテレルジとラクダ
旧正月を終えると「春」を迎えるモンゴルですが、今年は、数十年ぶりの大雪害があり、例年よりも寒く雪が多い3月です。朝晩は-20~30度になることもありますが、草原に積もった雪景色は圧巻です。
夏のような混雑も無く、ラクダも元気な笑顔!? 寒さを防ぐ為に毛もフサフサであったか♪(夏場は体温調節で毛が少なめに・・・)冬や春でも、テレルジ国立公園の亀石やチンギスハーン像の周りでは、ラクダに乗ってお散歩!?して、写真を撮ることは可能です!
日の出や夕日観賞にも最適
冬~春は、銀世界の草原から登る日の出観賞や夕日の観賞も最適の時期です!理由としては、まず晴天率が高いこと。そして、3月の日の出は朝07:00~07:30頃、日の入りは18:30~19:30頃と、早朝起きの必要もなく、夜も遅くならない時間帯なこと。20:00には暗いので、夕食帰りに、夜景観賞も楽しめます。
夏は日照時間も長くもちろん良いのですが、冬~春には、また別の楽しみ方があります♪
春に生まれる家畜の赤ちゃんたち
春は家畜の出産の季節。今年は寒く、3月上旬にはまだ生まれている子はいませんでしたが、4月に入ると多くの命が生まれます。小さな家畜たちは本当に愛らしいです!写真は2才を迎える仔牛。
よく見ると、何かみにまとっていますね!これは「ネムネー」と呼ばれる、寒さをしのぐ服のです。モンゴルの冬の寒さは厳しく、4月にはいっても0度を下回る日もある為、お腹の大きなお母さん家畜や、生まれたての赤ちゃんは、寒さから身を守る為の服が必要です。冬~春にかけて、遊牧民のお母さん達は、家畜の出産を控えてこの「ネムネー」作りにも大忙し。ただ、布は貴重なので、すべての家畜分の用意ができません。今年は特に寒さが厳しい年で、300万頭もの家畜が命を落としてしまいました。遊牧民訪問の際に、まだ使えるけれども着られなくなった冬服などをプレゼントすると、遊牧民や家畜達にも喜ばれます!