【サハリン】冬のサハリン旅行記(2月)
プロフィール
名前:白ルーシ
職業:JATM社員
プロフィール:今話題のサハリン、ユジノサハリンスク観光ができました! 雰囲気のある街並みで散歩するだけでもとっても楽しかったです! 冬のロシアなので寒さを覚悟していたのですが、滞在中は素晴らしい天気にも恵まれて思った以上に過ごしやすかったです!
2/7(金) 成田空港
成田発~ユジノサハリンスク(飛行時間 約2時間)オーロラ航空
チェックインカウンターも空いていて、快適に搭乗できました。
機内食が流石、国際線だけあって2時間のフライトでもしっかりしていました。
メニュー一覧
・ハムチーズサンド
・ハムとパプリカのサラダ
・リンゴの菓子パン
・ヨーグルト
サハリンの時差は日本よりも2時間進んでいるので、着いた時には21時、既に真っ暗でした。
入国審査と荷物の回収に約30分程度。
事前に呼んでもらっていた車で送ってもらい空港→ユジノサハリンスク中央駅のすぐそばにあるホテルまで大体30分くらいでした。
今回の滞在先はユジノサハリンスク中央駅のすぐそばにあるホテル【モネロン】です。
部屋:ツイン
アメニティー:シャンプー、歯ブラシ
冷蔵庫、小さいがあり、金庫なし
電気ポット貸出可能
シャワー、トイレ共有
友人と宿泊したのですが、とにかく安く、アクセスも良かったので個人的には満足です。ですがシャワーやトイレが同じ階の別の宿泊客との共同ですので、あまり気が乗らない方は【モネロン】の近くにあるサハリンでは有名な【サッポロ】ホテルをオススメします。
翌日はスキーを予定していたので、直ぐに就寝しました。
2/8 (土) 2日目
2/8 (土) ユジノサハリンスク
朝食は【サッポロ】ホテルのすぐ近くにあるロシア料理食堂【マル―シャ】で朝食をとりました。
店内はビュッフェスタイルでロシア語の他に英語でもメニューが表記してあったので助かりました。
オススメは日替わりスープです。-10℃の白銀の世界にロシアのボルシチをはじめとする暖かいスープは身体に沁みました。
マル―シャ 公式サイト http://marusya-sakhalin.ru/ (ロシア語)
【マル―シャ】近くにある携帯ショップでSIMカードを購入しました。
受付でパスポート番号を登録してもらうので購入は10分ほど時間を要しました。
※SIMカードの購入にはパスポートが必須です。必ず持参してください。
※受付の方は簡単な英語は理解してくださりましたが、詳細なコース説明となるとロシア語のみとなります。詳細なコースをお知りになりたい方はロシア語ガイド付きの方が良いかもしれません。
SIMカードをセッティング後、店内にあるタッチパネル式の機械で日本のコンビニ決済の要領で代金を支払います。
1000円程度で2-3時間通話無料/10GBは破格です!通信速度も問題ありませんでした。
(※2020年2月の料金となります)
【モネロン】ホテルから徒歩5分の位置にあるバス停からスキー場まで一本で向かいます。
バスの間隔は平日/休日でも10分に1本は運行しています。
今回は34番の路線バスに乗車。
バスは初乗り運賃20ルーブル/約30円を車内にいる係員に支払います。
※バスに乗車する場合、クレジットカードでの支払いも可能ですが個人的には小銭をいくらか持ち歩いていた方が良いと感じました。
バスに揺られること10分~15分
スキー場の最寄りまで来ました。
アナウンスは聞き取れなかったのですが、スキー板を持った人が次々下りていくのですぐわかりました。大きな教会と戦争博物館が目印です。
バス停から山の方角に向かって緩やかな坂を上ること約10分【山の空気展望台スキー場】に到着しました。
大体朝の9時から夜の21時まで営業してるようでした。(金曜と土曜は平日より少し長く営業しています)
営業時間については正門前の電光掲示板や公式サイトで確認できます。
公式サイト https://www.ski-gv.ru/ (※ロシア語)
値段表 https://ski-gv.ru/catalog/ski-passy/tarifi/ (※ロシア語)
スキー場の麓の正門から入りました。
左側がスキー用品のレンタルやスキー教室の申込所、右側が食堂となっています。
早速レンタルを開始
日本のスキー場と同様、担当者が自分の身体にあった用具を準備してくれます。
ロシア語が分からない場合でも指差し、片言の英語でもなんとかなります。
スキーとスノーボードを選べるのですが、【山の空気展望台スキー場】はスキーの方が多く感じました。
用具の準備が出来たら入口近くにある受付で代金を先払いします。
料金は時間制で、1時間/2時間/5時間という括りでした。
2時間コースでスキー用品一式をレンタルして1200ルーブル/約2,000円でした。
なんだかんだで3時間は滑ったので、返却時に追加料金を取られるだろうなと思っていたのですが、用具を返却する時は特に何も言われませんでした。
ゴンドラ/リフトに乗る際、回数券カードを購入します。2回コースで約600円ほど。
またカードの裏には割引券の様なものが付いていました。私が購入したカードの裏にはロシア料理食堂【マル―シャ】での割引券15%が印刷されていました。他にもいくつか種類があるようです。
同行したは雑貨店のお土産の割引券を引き当てていました。
カードに印刷されていた割引券は滞在中は常に有効でしたので、家族や友人グループで参加したら割引券等シェアできるのでお得だと感じました。
スキー体験については素晴らしいの一言です。
ユジノサハリンスクを一望できる絶景、最新のスイス製で快適なゴンドラ、さらさらした雪質、地元の方の滑りは見事で避けてくださるので私の様な初心者でも安心気軽に楽しむことができました。
スキーを楽しんだ後はスキー場に来る前にバスの車窓から見えたかなり目立つ日本風の建物【サハリン州郷土博物館】を訪れました。
古生代から現代までサハリン島の歴史を網羅する見ごたえのある展示でした。
特に近現代はアイヌ文化好きや、漫画【ゴールデンカムイ】が好きな人には堪らない展示になっている思います。
博物館付きのガイドさんも特にアイヌや少数民族文化について熱心に説明されていました。
※コート等の上着は地下にある受付に預けます。
※フラッシュを焚かない限り写真撮影はOKです。
その後、【モネロン】ホテル近くにあるウズベキスタン料理店でディナーを頂きました。
ジョージア料理はロシアでは凄く人気のあるエスニック料理ですが、日本では珍しい方かと思われます。
ヒンカリ(餃子の祖先、水餃子のようなもの)やハチャプリ(チーズ/卵たっぷりのパン)やお肉たっぷりの熱々スープで身体が温まりました。
(※2020年2月の料金となります)
2/9 (日) 3日目
2/9 (日) ユジノサハリンスク
本日もロシア料理食堂【マル―シャ】で朝ご飯を頂きました。
今日はユジノサハリンスク市内をゆっくり散歩することにしました。
またバス停からスキー場までの最寄りのバス停で下車。
今回はスキー場の近くにあるユジノサハリンスクで一番大きな教会【カフェドラーニー大聖堂】と【第2次大戦メモリアル博物館】に入場。見学時間は合計で約2時間。
どちらも見ごたえたっぷりでした。
見学を終えた後にスキー場へと向かいます。
ちょうど国際パラリンアルペン大会と時期が被っていて、世界各国の選手がスキー場に一同に会している場面と出会い、貴重な経験を得ることが出来ました。
昼食はスキー場の食堂で頂きました。
【マル―シャ】と比べて値段は安かったのですが、メニュー名に英語が無かったので、ロシア語が分からない場合注文は指差しとなります。
世界各国のパラ選手団も利用していて国際色豊かな昼食でした。
お土産物屋を巡りつつ、ユジノサハリンスク中央駅まで戻ってきたので、その周辺を散策しました。
日本統治時代の名残かD51機関車が大きく展示されていました。
晩御飯はロシアで有名なドードーピザで頂きました。
チェーン店でしたのでロシア語が分からない場合でも問題なく注文が出来ます。
2/10 (月) 4日目
2/10 (月) ユジノサハリンスク
本日は実質的な観光最終日ですのでユジノサハリンスク市内を回りつくそうとあちこちに観光に出かけました。
市内中心部から路線バスで約20分の所にあるユジノサハリンスクで最大=サハリン島で最大のショッピングモール【シティ・モール】に向かいました。
ロシアのお土産物を探すのに最適な場所だと思いました。
子供コーナーには駒1つが小さな子供くらいの大きさもあるチェス盤がありました。
友人と1局だけ打ってみたのですが、注目を集めてしまったらしく子供たちのギャラリーに囲まれて少し恥ずかしかったです。
昼食は【シティ・モール】内にあるフードコートでロシア風のラーメンを頂きました。
フードコート内は国際色豊かで、ロシアのファーストフード店、韓国料理店やSUBWAY、日本のスイーツ店等、さながらサハリンの食文化を凝縮した様な印象を受けました。
シティ・モール 公式サイト http://city-mall.ru/ (※ロシア語)
昼食後は【山の空気展望台スキー場】へ出かけ、国際大会を遠目に観戦。
お土産店やスーパーマーケットを虱潰しに巡りながらホテル【モネロン】に戻りました。
サハリン最後の晩餐は、ロシア全体でも有名な日本料理店【ふる里】にお邪魔しました。
日本にいる時と変わらない寿司や鍋物は絶品でした。
ユジノサハリンスク中央駅のすぐそばにありますので、機会があれば是非訪れてみてください。
ふる里メニュー https://eda.sakh.com/furusato/ (※ロシア語)
その後、中心部からほど近いスパに向かいました。
夜の23時まで営業しているので夕食後でも間に合います。
ロッカーや内部は日本のスーパー銭湯さながらで、旅の疲れを癒すことができました。
地下にはビリヤード場やマッサージ機、食堂もあり、家族や友人グループで訪れるのをオススメします。
2/11 (火) 最終日
2/11 (火) ユジノサハリンスク空港
最終日はホテルの朝食後、チェックアウト
その日は14時35分発の便でしたが余裕を持って出発の3時間前に空港に着きました。
出国審査自体はそんなに時間は掛かりませんでしたが、対応窓口が少なく少々並ぶことになるかもしれません。
出発直前は免税店でウォッカを始めとする酒類をお土産物として購入。
(ルーブル/ドルでも支払い可能)
待合室にあるカフェではアサヒビールが売られていて、さらにロシア人に人気でした。
オーロラ航空内の機内食は鶏肉を挟んだパンにパイナップルやキュウイのフルーツでした。
成田まで約2時間のあっという間のフライトでした。
ユジノサハリンスク14時35分発-成田14:55分着
余談ですが、ユジノサハリンスクで個人的に特に興味深かったお土産屋をいくつかご紹介します。
ミリタリーショップ【ズヴィズダー】
公式サイト https://zvezda-army.ru/ (ロシア語)
ユジノサハリンスク中央駅のすぐそば、ふる里から道路を挟んで向かい側にあるミリタリーショップです。軍人が利用している本物の軍服や道具の購入が可能です。
ベラルーシ物品店【Белорусский фирменный】
ユジノサハリンスクにチェーン展開しているベラルーシの物品店(食料品がメイン)
サハリン島にはかつてロシアの隣国べラルーシから労働の為、入植してきた歴史があります。
他のロシアにはほとんど見かけないメイドインベラルーシのみの店舗です。
(ロシアではベラルーシ産の食料品は質が高いと高評価です)
ロシアの有名なチョコレート【アリョンカ】もベラルーシでは微妙にパッケージが変わってたりするので旧ソ連諸国の繋がりはあるけどどことなく違う感じを身近に体験する事ができます。
日本から近いにも関わらず、全く違う異国気分を味わうことが出来てすごく満足した旅行となりました。
今回は冬の旅行となりましたが、野花が綺麗に咲く5月以降のシーズンや最も過ごしやすい夏、日本に負けないくらい綺麗な紅葉が見られる秋にも是非訪れたくなりました!
サハリン旅、オススメです!